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糖尿病内科

糖尿病内科とは

糖尿病内科のイメージ画像

主に糖尿病の患者様、もしくは糖尿病予備群であると診断された方を対象に治療や予防を行う診療科になります。これといった症状はないものの、健診の結果から血糖値やHbA1cの数値の高さを指摘された方につきましても一度ご受診ください。診断をつけるための検査として、血液検査や尿検査を行います。その結果、治療や予防対策が必要となれば、合併症などを発症させないため、定期的に受診していただくことになります。

糖尿病

糖尿病になるのはなぜかご存知でしょうか。血液中にはブドウ糖が含まれています。このブドウ糖は脳などのエネルギー源となるもので、細胞に取り込まれることで、その働きをします。ただエネルギーとして使われるため、膵臓から分泌されるインスリン(ホルモンの一種)が欠かせません。健康な方でも血糖値(血液中に含まれるブドウ糖の濃度)は上昇しますが、インスリンが働くことで、ブドウ糖は細胞に取り込まれエネルギーとなるので、血糖値は元の状態に戻ります。しかし、インスリンが何らかの原因によって、分泌されない、分泌が不足する(インスリン分泌不全)、あるいは量が十分でも効きが悪い(インスリン抵抗性)となれば、ブドウ糖は細胞に取り込まれず、血液中で過剰に存在するようになります。そして、血糖値がその基準値を慢性的に超えていることが確認されると、糖尿病と診断されます。

主な症状

発症初期は症状を自覚することはほとんどありません。ただ病状が進行すると、喉の異常な渇き、多飲・多尿、全身の倦怠感、体重減少等の症状が現れます。これらの症状に心当たりがあれば、糖尿病が原因の可能性がありますので一度当クリニックにご相談ください。

糖尿病のタイプ

糖尿病は、主に4つのタイプに分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

1型糖尿病

インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が自己免疫反応やウイルス感染等をきっかけに破壊されてしまい、それによってインスリンの分泌量が大きく低下した状態です。小児期や若い世代の患者様が多かったこともあって、かつては若年性糖尿病と呼ばれていました。この場合、インスリンを速やかに体内へ補充する必要があります。

2型糖尿病

日本人の全糖尿病患者様の9割以上がこのタイプです。中高年世代が発症しやすく、遺伝的に同疾患を発症しやすい方(ご家族に糖尿病罹患者がいらっしゃる方)が、乱れた生活習慣(肥満、過食、運動不足、ストレス過多など)を続けることで罹患するようになります。この場合、膵臓は疲弊した状態ですのでインスリンは分泌されますが、分泌量が少ない、もしくは分泌量が十分でも効きが悪い状態になっています。

その他の特定の機序、疾患によるもの

遺伝子異常によって引き起こされるケースのほか、別の病気(膵外分泌疾患、内分泌疾患、肝疾患 など)や薬剤の影響(ステロイド薬や利尿薬の投与 など)、ウイルス(先天性風疹、サイトメガロウイルス 等)が原因の感染症などによって発症する糖尿病(二次性糖尿病)が含まれます。

妊娠糖尿病

妊娠中に初めて発見された血糖値が上昇している状態(糖代謝異常)が妊娠糖尿病です。非妊娠時の糖尿病とは診断基準が異なります。妊娠中は、胎盤からインスリンの働きを抑制するホルモン(インスリン拮抗ホルモン)が分泌されるので、これまでに糖尿病と診断されたことがない方でも、糖代謝異常になることがあります。2型糖尿病の原因と同様に不摂生な生活習慣、肥満や家族に糖尿病罹患者がいる方などは発症しやすいと言われています。ちなみに元々糖尿病と診断された方が妊娠した際は、糖尿病合併妊娠と呼ばれます。

合併症について

糖尿病(高血糖)を放置し続けると、やがて細い血管(細小血管)が障害を受けます。とくに網膜、腎臓、末梢神経に存在している細小血管は障害を受けやすく、これらの合併症は糖尿病三大合併症(糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害)と呼ばれます。さらに高血糖が続けば、網膜症は失明、腎症は人工透析、神経障害は足の感覚がなくなったり、立ちくらみや排尿障害を起こすこともあるため注意が必要です。

また太い血管(大血管)では、高血糖状態により動脈硬化が進行します。これが脳血管障害(脳梗塞 など)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や閉塞性動脈硬化症など重篤な病気の発症リスクを高めます。このほか、歯周病、認知症、骨粗しょう症の発症リスクも高まります。

上記のような合併症のリスクを低減できるよう当クリニックでは、糖尿病の患者様に対して定期的な検査も行っています。具体的には、動脈硬化の程度を調べる検査(頸動脈エコー)、腎症の有無を調べるための血液検査や尿検査(尿蛋白など)、神経障害を診断するための検査(アキレス腱反射 など)を行います。また、糖尿病網膜症や歯周病のリスクに関しては、眼科や歯科での定期的検査を積極的に勧めています。

検査について

糖尿病の診断は、血液検査(血糖値、HbA1c)によって行います。診断の基準となる数値については次の通りです。

  1. 血糖値の数値:早朝空腹時血糖値が126mg/dL以上、もしくは75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値が200mg/dL以上、あるいは随時血糖値が200mg/dL以上
  2. HbA1cの数値:6.5%以上
  • ①と②の両方とも該当する場合は、糖尿病と診断されます。①と②のどちらかのみ該当する場合は「糖尿病型」と判定され、再検査となります。その結果、やはり「糖尿病型」と確認された場合は、糖尿病と診断されます。

治療について

1型糖尿病と2型糖尿病では、治療方針が異なります。1型糖尿病では、体内で不足しているインスリンを補充するためにインスリン注射を行います。2型糖尿病では、軽度の高血糖に対しては、まずは食事療法と運動療法が重要であり、日頃の生活習慣を見直ことから始めます。

食事療法について

適正なエネルギー摂取量は各個人によって異なるため、まず適正摂取量を把握し、出来るだけ摂取量の過多・過少とならないようにします。

このほか、朝・昼・晩、1日三食を規則正しくとる、糖質や脂質の多い食品をできるだけ控え、食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこ)や魚(とくにイワシやサバなどの青魚)をとるようにします。なお、できるだけバランスのよい食事をとりたい場合は、「糖尿病食事療法のための食品交換表」を活用してください。1日のエネルギー量を簡単に算出できるなど便利です。

運動療法について

体を動かすことでインスリンの働きを改善させる(インスリン感受性が亢進する)効果があるので、可能な範囲で日常生活に取り入れます。なかでも歩行やジョギングなどの有酸素運動が効果的であり、できるだけ毎日行うことが望ましいです。運動療法を開始するにあたっては、運動時間や運動強度の設定が個人によって異なりますので、担当医師にご相談ください。

薬物療法について

上記の食事療法や運動療法だけでは、血糖コントロールが難しい場合、併せて薬物療法も行います。糖尿病治療薬には多くの種類があり、各々の糖尿病の状態(インスリンの分泌量や体重、食事形態、合併症など)に合わせて使用する薬剤を調整します。全てを説明すると長くなるため詳細は割愛しますが、どの薬剤を使用するかは非常に重要です。

休診日:火曜、土曜午後、日曜、祝日
内科 日祝
8:30~12:00
15:45~19:00
休診日:火曜、木曜、金曜午後、土曜午後、日曜、祝日
形成外科・皮膚科 日祝
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15:45~19:00
はとこクリニック
波床 朋信(内科)
波床光男(形成外科、皮膚科)
診療内容 内科・形成外科・皮膚科
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TEL 0745-76-5757
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